ペットの認知 君が幸せならそれでいいけど…

わが家の猫は16才になります。高齢になるとペットにも認知症の影が押し寄せます。ものの認知力が低下して、自分でも訳が分からず不安になることもあり突然大声で鳴き始めるのです。シャムネコなので声はだみ声で、しかも自覚がないので無駄に大声になります。餌が欲しいのか人恋しいのか?夜中に突然鳴き始められたらたまったものではありません、ご近所にも迷惑になります。そこで、不安症を改善するため認知症の薬としてセロトニン薬を投与しています。飲ませるのには、餌やサプリに混ぜたり直接飲ませたりと、なかなか苦労はしていますが何とか毎日投与しているうちに、不安気もなくなりほとんど一日寝ていることがおおくなりました。食欲もあり元気なのですが、運動不足で太ってきたのが難点です。

ところで先日の事ですが、エアコンの掃除を業者に頼みました。天井に備え付けられたエアコンを扱うため、その下のソファに広くビニールの敷物を広げていました。ふと気が付くと我が家の猫がいません。もともと神経質で気の小さい猫なので、お客さんが来るとどこかに隠れ怯えていることが多いのですが、各部屋を探したものの見つかりません。少々焦って探し続けたところ、な・な・なんと!汚れ防止に被せたソファのビニールの下にいるではありませんか。しかもぐうぐう眠ったまま!あまり大人しいので業者の人も気が付かなかったのでしょう。今までの家の猫の性格からしたら考えられないことでびっくりです。今、彼女はセロトニンのおかげで毎日安らかな精神状態にいるのでしょう。彼女が幸せならそれでいいのですが…。

 

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シンシア動物病院
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