院長帯状疱疹になる!

一週間ほど前から、院長の片大腿部に真っ赤な丘疹が連なって広範囲にできてしまいました。

獣医師の職業柄まず寄生虫を疑いました。以前毛虫の毛によりかぶれたことがあったので、今回もノミやダニや羽虫などが衣服に入り込んで刺したのではないか?または細菌や真菌に感染した?などと考え、外用薬を塗って様子を見ても一向に改善しませんでした。ネットで色々調べてみたところどうも娘が「帯状疱疹疑わしくない?」と…。「帯状疱疹」なんて皇太后美智子さまのような高貴な方がなる病気だと思っていたのですが、どっこい中高年に多く見られる一般的な病気の様でした。80才頃までには3人に1人が罹り、周囲に聞くと結構若い方でも発症している様でした。帯状疱疹とは過去に罹った水痘のヘルペスウィルスが潜在していて、疲労やストレスがかかたり免疫力が落ちた時に神経を伝って皮膚に到達し炎症を起こすようです。先行して神経痛により皮膚にピリピリした痛みがはしり、やがて水疱や赤い丘疹ができるようです。そういえば皮膚炎の一週間前に皮膚がピリピリ痛んでいたとのことでしたが、衣服の中に虫が入ったんじゃない?と一蹴されていた可哀そうな院長でした。どうも超典型的な症状だったようで、皮膚科の先生に一目で「帯状疱疹」と診断され、高い抗ウィルス剤と痛み止めを処方してもらいました。

先入観はダメですね、この反省は動物病院の診療にもよい教訓となりました。

 

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シンシア動物病院
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