会陰部尿道瘻形成術 猫の変性性関節疾患について。

4番目の会陰部尿道瘻形成術をうけたKくん。その後も経過順調で、漸次食欲も回復し快食快便快排尿になりました。元気が出ると共に本来の性格が出てきて、汚れたトイレやシーツを交換しようとすると前手の〝高速パシパシ〟が出てきて、VTさん達を困らせていました。暴れた治療の後は文句を言いながらやけ食いはするし、本当に個性豊かな子でした。昨日、抜糸まで少し時間がかかるのでエリザベスカラーを装着しての一時退院となりました。飼主さんに抱かれて機嫌でお家に帰って行きました。Kくん、またね。

寒くなってきたためか、ここのところ猫の跛行(びっこ)の訴えた続きました。意外に知られていないのが猫の変性性関節疾患で、文献によると受診した12歳以上の猫の90%には最低1か所以上の変性性関節疾患が見つかったと述べられています。スコティッシュフォールドなどの遺伝性のものだけでなくとも高齢猫には多く見られるようです。その症状は犬よりも分かりにくく、はっきりした跛行がみられるのはむしろ少なく、動きたがらないとか高い所に上らなくなったなど活動性の低下、排尿排便の障害、痛みにより機嫌が悪く攻撃的になったりなどと総合的に見る必要があるようです。鎮痛剤やサプリなど痛みを和らげる対症療法が主になるようです。猫は体の不調をじっとこらえてしまう傾向があります、よく観察して少しでもその苦痛を和らげてあげたいものですね。