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声帯ひだ切除術

よくご相談いただくのが、愛犬の声帯ひだ切除術です。

昔と異なり、首都圏では愛犬はほぼ室内飼育でありしかも集合住宅住まいなどの割合が多くなってきました。愛犬の無駄吠えが近隣の方とのトラブルに発展したケースもみられます。もちろんしつけや精神安定剤などの処方で治まればそれに越したことはありませんが、どうしても問題解決が困難な場合『声帯ひだ切除術』が最後の手段として候補に挙げられます。これは、声帯ひだを切除することにより声の発生を抑えほえてもカスカスとした空気の通りのような音に聞こえるようになります。方法としては①口腔からアプローチする方法と②喉頭を切開する方法があります。

①経口アプローチ法

ペットを伏臥位にし、最大限にペットの口を開口して左右の声帯ひだをみえるようにして切除する。

メリット…比較的簡易的である。

デメリット…喉の奥深いので見えにくくアプローチしづらい。声帯ひだの不完全な切除では再生することがある。

 

②喉頭切開法

ペットを横臥位にし、喉頭部正中切開する。喉頭腔と声帯ヒダを視覚でとらえ切除する。

メリット…視覚にとらえて処置するので、しっかりと切除できて出血も比較的少ない。

デメリット…気管チューブを挿管したり、しっかりした準備がいる。

 

当院では②喉頭切開法を採用しています。十分な相談のうえ判断して施行します。