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夏至( summer solstice ) 熱中症の話

今日は、横浜市港南区のシンシア動物病院です。

今日6/21は日本での夏至にあたるそうです。これから夏に向かう季節で、1年で1番昼が長い日と思うと何だかウキウキワクワクしてきます。

昔子供に読み聞かせた「やかまし村の子供たち」では、スウェーデンなどの北欧では夏至の日に村の人たちが集まって夏のお祭りをしていました。ムーミン谷でもするのかな?日本では日本の夏祭りがあり、それぞれの国や地域で季節を目いっぱい楽しむのは素敵なことですね。

世界中が夏至を楽しめる平和な日々であれば良いのに。

         

シンシアの看板犬リリーちゃんは水遊びをして大喜びです(おねしょしないでね~笑)

 

 

梅雨とは思えない猛暑が続いています。「熱中症」関連のニュースなどは耳タコかもしれませんが、動物病院なので少しだけ注意喚起をさせてください。

最近は飼い主さんの意識も高くペットの健康管理も徹底してらっしゃるので、車内や屋外に放置などから明らかな熱中症症状で救急来院される方はほとんどいらっしゃいません。ただ、比較的多くみられるのが高齢・持病もちのペットが急に検査値や全身状態が悪くなる症例です。これも広い意味での熱中症と言えるでしょう。部屋の管理もケアも充分していても、弱った体に気温・湿度の変化が堪えるのかもしれません。今日も高齢ペットが2~3日前からふらついてぐったりしているということで来院され、他院での血液検査の値が急増悪していました。なかなかお家での対処は困難かもしれませんが、要は高齢・幼弱のペットは急変しやすいということを念頭に置いていただきたいということです。

また見逃されやすいのが猫の熱中症です。普段からパンティングなどはあまり見られず暑さに強そうに見えますが、水分摂取量の少ない猫は熱処理ができなかったり循環不全に陥りやすく、悪化すれば犬以上に命取りになる恐れもあります。飼い主さんならではの目線で愛猫の変化にいち早く気づき、少しでも不安があれば動物病院にご相談ください。

 

熱中症の症状を挙げてみます。症状が下に行くほど重症と考えてください。

●涎を垂らしたり、呼吸が速い。ダルそうで元気がない。粘膜が充血している。体が熱い。

●下痢・嘔吐がある。ふるえ・ふらつきがある。

●舌がチアノーゼをおこす。意識レベルが低下してきた。意識消失や痙攣がある。

 

 

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シンシア動物病院
>http://www.sincere-ah.com/

住所:〒233-0008 神奈川県横浜市
港南区最戸1丁目2−3
TEL:045-714-1560
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