大型犬は大変だぁ〜 そして院長の近況報告

シンシア動物病院は土地柄、猫と小型犬の患者さんが大半を占めてます。以前はＧ・レトリバーやバーニーズなどもいましたが、今はせいぜい柴犬かコーギー位が大きい方です。

最近珍しい秋田犬の女の子を、先日避妊手術をしました。まだ年若く未熟な卵巣・子宮を手繰り寄せるために探る腹部は、深く広くて小型犬の感覚とは全く異なり、大分苦労しました。たかが避妊手術されど避妊手術！その対象によって全く難易度は異なってきますね。無事に手術も終了し、本人も元気なのでよかったですが。

そして本日は抜糸のために再来院されました。ちょちょっと抜糸するだけなのですが、そもそも診察台に載せるだけでも高齢院長とうら若き(？)女性スタッフではなかなか大変でした。起き上がろうとする彼女(犬)を横向きに寝かせ、3人がかりで保定し1人が器具係院長が抜糸と、結局その日出勤のスタッフ全員で取り組みました。その後、舐め防止のエリザベスカラーをガンガン周囲にぶつけながら、ご本人はご機嫌で帰っていきました。全く気はとてもいい子なんです(苦笑)

さて、まだまだ極寒は続いていますがやがて少しずつ春が近づいてくることでしょう。めぐる春は気持ちもほころびますが、色々と環境が変わることも多く少しさみしい季節でもあります。

院長は関西出身ですが、学生の寮生活から始まりずっと今までずっと関東首都圏で暮らしています。その中で関西出身の友人たちは多くこちらでお仕事をされていて、家族ぐるみでお付き合いさせていただいた方もおられます。しかし定年退職する頃になりポツポツ地元へ帰られる方が増えてきました。特に親しくしていた方が実家に戻られるという事で、送別会をすることになりました。院長はおそらく横浜で骨を埋めることになるでしょう。親しい友人が皆いなくなると、寂しい気持ちになっているのではないでしょうか？お互い人生の最後半にさしかかり、日々を大切にどう過ごしてゆくか考えるべきかもしれません。ちょっぴりほろ苦い今日この頃です。