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若猫の異物誤食から腸閉塞

今日は、横浜市港南区のシンシア動物病院です。

 

日曜夜、まだ年若いラグドールの男の子が「何度も吐いている」との訴えで来院されました。

まだ、吐いているだけでは確定できませんが、以前にもゴムのかけらを吐いたとの既往歴から、念のためレントゲンを撮ることにしました。

すると胃と十二指腸にガスが溜まり異常に拡大しています。異物貯留の疑いがありBa造影検査をすることになりました。夜の8時から4時間ほどかけて造影剤の通過を追っていきます。例の拡張した部分に造影剤が溜まり、その先には液体が筋のように漏れて進んでいるだけです。典型的な異物による腸閉塞のようでした。

 

翌日朝のレントゲンでは造影剤の大部分は大腸まで到達し、宿便も排泄されました。猫の機嫌は悪くありませんが、放置しておくわけにもいかず、予定通り試験開腹することになりました。

事前の点滴処置をしてから麻酔をかけて開腹手術をします。すると十二指腸を終えたあたりに著しく充血し拡大した部分があり、中の異物が触れました。切開をして摘出すると、食渣に混ざった1㎝大の黒いゴムの破片でした。後から飼い主さまにお聞きすると、どうもクッション代わりのゴムのマットの様でした、たまたま誤食した破片が大きかったのでしょう。幸い組織の壊死はなさそうなので切除はせず、切開部分が狭窄しないよう横に縫合して抗生物質をしっかり投与して閉腹しました。

 

       

 

       

 

今回は比較的わかりやすい状況でしたが、消化管の疾患では異物であれ腫瘍であれ、なかなか確定しずらく開腹手術をするべきかどうか判断に悩むことも多いです。

腸の縫合部がうまく癒合してくれるかどうか、まだまだ油断はできませんが、猫君の治癒力に期待したいと思います。

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シンシア動物病院
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住所:〒233-0008 神奈川県横浜市
港南区最戸1丁目2−3
TEL:045-714-1560
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