2026/08/16
今日は、横浜市港南区のシンシア動物病院です。

今朝『シューイチ』という番組を見ていたら、『猫が30歳まで生きる日』というテーマをやっていました。愛猫家の間では周知の、猫の救世主『AIM』に関する特集でした。
AIMとは血中蛋白で免疫グロブリンIgMに結合して不活発状態で存在しています。ところが体内臓器に老廃物が溜まると、AIMはIgMより遊離し活性化し、その老廃物のごみと結合します。そしてその結合したAIMを目印に、マクロファージなどの貪食細胞がそのごみをAIMごと食べて掃除をするそうです。このAIMの働きにより、腎臓をはじめ脳梗塞・腹膜炎・肝臓癌などの治療をする研究がされていたそうです。( IAM CATのHPより)
ところが「高齢猫の大半は腎臓病を抱えている」という一人の獣医師のつぶやきから猫の腎臓をしらべたところ、猫のAIMはIgMから遊離しにくくごみ掃除ができないため、それが蓄積して腎臓病が多いということが分かったそうです。AIMを補えば腎臓病は防げるはず…と研究が進むはずが、コロナ禍の影響で途中断念しかかってしまったそうです。
それを聞いた全国の愛猫家からすぐさま寄付が集まり、その額は数か月で数億に上ったとか。「自分の愛猫にはもう間に合わないかもしれないけれど、他の腎臓病の猫を救えるように…」との寄付者のコメントには胸を打たれます。そうです多くの愛猫家は、自分の猫だけでなく全ての猫を愛し慈しみ幸せを願う、心が震えてきます。
AIMの利用には以下のものがあるそうです。
①AIMそのものを投与して、足りない部分を補う。
②薬剤で多くのAIMがIgMから遊離しやすいようにして、臓器のごみ掃除をする。 これは経口投与が可能なので、天然素材をサプリなどにできるようです。
③ごみが無くなるとAIMはIgMから遊離されなくなるので、フリーのAIMが多いということはそこにごみが多いということになる。これを利用してフリーの活性化AIM値を測定して病気の早期発見に役立てる。
②に関しては、すでに猫のフードやサプリが販売されているようです。
①に関しては『株式会社 IAM CATが、高齢のネコに多く見られる慢性腎臓病を対象としたAIM猫薬について治験を終え、動物用医薬品としての製造販売承認申請を行いました。』 ( IAM CATのHPより)
猫と愛猫家の未来は明るいかも…少なくとも猫の平均年齢が20才くらいになるのは間近ではないでしょうか? 本当に嬉しい♡
