2025/10/15
今日は、横浜市港南区のシンシア動物病院です。
連休が明けてホテルご利用のペットが帰られました。そのうちのブルーとホワイトの2匹の可愛いプードルさんが、退屈したり要求があると床で足かきするので、肉球がこすれて血がにじんでしまいました。賢いのでメっと叱るとすぐ止むのですが、痛くないの~?
にぎやかさんが帰ってしまうと、犬舎が静かで少し寂しいです。また来てね~。
新患の猫の爪切りがありました。S.ホールドさんなので爪切りをとても嫌がります、体格もいいのですが威嚇の声が大きくてなかなか迫力のある子でした。そのうちの1本が根元に刺入して出血していたので、結局鎮静をかけて処置をすることになりました。よくネットで外国の獣医さんが気性の粗い猫を扱う動画を見るのですが(参考にしようと思って~)結構ちゅうるみたいなのを舐めさせながら処置したりしていました、ケースバイケースだけれどもそれもいいかも知れません。どこでも苦労しているんだなぁ~とほっとしながら(?)見ています。
猫話続きなのですが、今でこそ避妊・去勢した地域猫は耳カットされている子が多いのですが、昔はそういった目印はあまり浸透していませんでした。捕まえて麻酔をかけて初めて分かる場合もあれば、下手をすれば開腹までされてしまう場合もあったようです。以前、当院でおかま(会陰部尿道瘻形成をしたので陰茎がない子)にした子が外に逃げ出し、誰かにつかまりメスの野良猫として開腹させられてしまったという事件がありました。なので統一した目印をつける事はとても有効な事なのです。
何でこんな話をしたかというと、今日保護猫を飼ってらっしゃる患者さんから「この子避妊手術しているんですかね?」と聞かれたからです。個人から譲り受けたのでしたかどうか聞いていないとの事。実はちょっと具合が悪いので子宮疾患のことも念頭に入れなければならないといいうことで「じゃあお腹の気を刈って手術痕があるかどうかだけ見てみようか」ということで毛刈りをしてみたもののはっきりしません。はっきりと開腹と思われる痕はないものの、臍部に1㎝位の傷があるようなないような…。「じゃあもらっ所に聞いてみますわ~」とのことで、様子を見ることになりました。
最初からそうしてくださいよ~(心の声)