2025/09/12
今日は、横浜市港南区のシンシア動物病院です。
昨日は東京・横浜の辺りも激しい大雨と雷でしたね。さすがに電車で向かう学習ボランティアは、帰りが心配なのでお休みさせていただきました。子供たちは大丈夫だったかな?定期試験も近いそうなので心配です。
シンシアは今日の午前も高齢猫さんが続いて来て下さいました。17才・7才・18才・16才で、定期通院の子もいれば飛び入りの子もいました。「食べない」や「吐いてる」を共通して訴えられていました。血液検査では腎臓・肝臓の数値が悪くなっている子が多く、同じような症状では治療も同じようになるので、誰と誰にしたのかごっちゃになりそうでした。とりあえず高齢猫さんたちは要経過観察です。
治療が終わりゆったり過ごす猫さん
特発性の尿毒症を起こした猫さんは、落ち着いているようです。血液検査の経過も正常値を保ち、疑問は残りますがまずは一安心といったところでしょう。お家で排尿状態だけは観察してもらいます。
夕方からまた雨が降り出し、外来は途絶えました。ひとつ電話で問い合わせがありました。「犬がニンニクを一片食べてしまった」との事。
ペットが誤食した場合、大蒜もネギと同じように含まれている成分で血液(赤血球)を破壊して貧血を起こす可能性があります。問題はその量です。調べるとおよそ10g/㎏以上だと中毒量になるようです。本犬は3㎏の犬に1片(10g程度?)中毒量の1/3程度の量です。本当は吐かせるに越したことはないのでしょうが、それもまたペットに負担をかけることになるので、今回は牛乳などを飲ませて吸収を抑えながら経過を見ることにしました。いつものことですが、なかなか判断に悩みます。