2026/03/30
今日は、横浜市港南区のシンシア動物病院です。
誠にありがたくない症状が続いています。まだうら若い小柄な愛犬さんが、元気食欲喪失で来院されました。
血液検査をすると、驚くことにHCTが15%になっているではありませんか?重度貧血です。以前検診で測定した際の値の半分です。赤血球数の低下と低蛋白とALPの上昇と黄疸がみられました。慢性腎不全の猫でさえ15%はかなり低いと思われるのに、犬の場合はより一層深刻です。出血?を疑いレントゲンや超音波を撮るも、出血部位は確認できません。溶血性貧血の疑いもあり思いつく限りの治療をするも、症状は悪化して半虚脱状態になってしまいました。
シンシアでは輸血のためのストックがないので、救急病院を紹介しました。そこでワンチャンスの輸血をしていただいたそうです。その効果で一時的に改善できたものの、長くは続かなかったそうでう。さらに藁にもすがる思いで高度医療センターに転院されたそうですが、CTなどの検査するも確定診断は得られなかっ様です。状態が悪すぎてこれ以上の検査は断念され、自宅で見守ることになったそうです。一時は感染症や毒物を疑ったものの、想像の域を越えられません。
そして、今またほとんど同症状の愛犬さんが来院されました。HCTは13%、同様に黄疸とALPの上昇がみられます。この子は前の子よりも若干体力がありそうで、13%とは思えない程度の動きはあるものの危険な状態には変わりはありません。この子の場合、前の子の経過も踏まえ飼い主さまとの相談のうえ高度医療センターへの移動は保留になっています。懸命に治療は続けていますが、余談は許されません。
大学病院の血液内科のHPを見るも、やはり原因不明の重度貧血のペットの症例はあるようです。
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シンシア動物病院
>http://www.sincere-ah.com/
住所:〒233-0008 神奈川県横浜市
港南区最戸1丁目2−3
TEL:045-714-1560
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