FUSのならず者

気温の上昇も早く、かなり春めいてきました。今年は桜の開早く、東京の方では早くも満開を迎えたようです。この2〜3日は生憎の雨模様で、花が散ってしまうのはと少々心配ですね。

予防に混じって、下痢・嘔吐、咳・くしゃみなど不調のペットもちらほら見られます。寒~い冬が去ったのに、猫の膀胱炎が多いのは何ででしょうか?自立神経失調などが関係するのでしょうか?

多頭飼育のお家のBちゃんは、尿道完全閉塞で来院されました。一旦開通したものの、すっきりしないので、尿道にカテーテルを留置して数日入院することになりました。なかなかの巨大猫くんですが、気は小さいようで、う〜とうなるものの治療に全く抵抗はしません。日中はケージ内でびくとも動かないのに、夜中にごそごそ活動しだし餌を食べたり排尿したり、ペットシーツをぐしゃぐしゃにしたりとやってくれます。病院では大人しいのに、お家ではかなりの乱暴者で同居猫を怪我させたりもしょっちゅうとの事です。

3日目に自力でカテーテルを抜いてしまい、その後自然排尿も見られたので退院となりました。このまま落ち着いてくれればよいのですが、何度も繰り返すようなら尿道の形成手術が必要になってしまいます。飼主さんにも負担が掛かるので、何んとか落ち着いて欲しいものです。ところで、入院していたストレスで同居猫に八つ当たりしないでほしいですね。Bちゃん!