2025/06/06
Pちゃんは一時は持ち直したのですが、木曜夕方に出先の院長のSP連絡がありました。急遽病院で落ち合うことになったのですが、既に息を引き取った後でした。飼い主さんが気が付かれた時には呼吸していなかったとのこと、とても静かな最後だったようです。実に10年弱にわたる糖尿病の闘病生活で、Pちゃんも飼い主さまもみごとに闘い抜かれました。もちろんどんなに完璧に看護してても、飼い主さまにとっては悲しみは癒えないでしょうし、私たちも寂しい限りです。飼い主さまに心よりお悔やみ申し上げるとともに、Pちゃんのご冥福をお祈り申し上げます。
実は院長も糖尿病の気があります。まだインシュリン投与まではいかないものの、HbA1c(ヘモグロビンA1c/ヘモグロビンが糖と非酵素的に結合したもので、食事や運動の影響を受けにくく長期的な血糖コントロールを反映する指標となる)がここ10年基準値を超えていて、通院しながら指導を受けて投薬を続けています。もともとは保険加入のための検査だったのですが、これのためかなり制限を受けています。なかなか正常値に近づけず、娘から「ママの責任だよ!」と私が責められています(何で~( ノД`)シクシク…)。
丁度今朝、某朝のテレビ番組で糖尿病の特集をやっていました。ある元野球選手が糖尿病が主原因で片腕を失うという結果になり、その恐さを訴えて早期に治療を啓蒙してくれていました。不摂生だけが原因とされていた今までの常識が覆され、遺伝性の要因が強く単なる糖質制限だけでは予防できない現状を訴えていました。糖尿病内科だけで一つの科ができるほど、今では糖尿病が国民病といえるのではないでしょうか?
Pちゃんを見習って、これから院長を叱咤激励して糖尿病をコントロールしていくつもりです。定期健診などをされて、飼い主の皆さまもくれぐれもお気を付けください。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
シンシア動物病院
>http://www.sincere-ah.com/
住所:〒233-0008 神奈川県横浜市
港南区最戸1丁目2−3
TEL:045-714-1560
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇