猫の泌尿器疾患 尿道瘻形成と膀胱結石摘出

今日も暑い一日でした。雲行きは怪しいものの、少し気温の下がった夏の夕暮れはいいものです。マンションのロピーには恒例の七夕飾りが飾られ、おのおの住人の方の願い事の短冊が下げられていました。今年は七夕祭りも賑やかになるのではないでしょうか？

シンシア動物病院は避妊・去勢手術以外の手術件数はそれほど多くは無いのですが、何故か今週来週で同じような手術が3件重なってしまいました。一件目の今日は、尿道狭窄の慢性不完全尿道閉塞の猫くんでした。当初から尿の出がよくなかったのですが、投薬・圧迫排尿などでごまかしていましたが、今後のことも考えとうとう尿道瘻管形成手術に踏み切りました。尿道は先端から奥までもが狭窄気味で、カテーテルが挿入しにくかったこと、血圧が高く出血が多かったことで少々てこずりましたが無事に終了しました。麻酔の覚醒は順調だったのですが、その後のやや興奮状態が続き、看護士さんたちがてこずっていました。ともあれ後は日にち薬です、尿がすんなり出るようになれば猫ちゃんの毎日が快適になるでしょう。もう少し頑張ってね、猫くん。

あとの2件はどちらも猫ちゃんの膀胱結石です。どちらも薬と処方薬にて、手術の時期を見計らっていましたが、小結石が結合して1～2個の中結石になってきたので施行することになりました。

3件とも猫の泌尿器関係です。いかに猫の泌尿器疾患が多いかと、いう事ですね。