入交先生「猫にやさしい健康診断」を拝聴して。

獣医行動学専門医でおられる入交先生のオンラインセミナーに参加してみました。テーマは「猫にやさしい健康診断」

猫にとって動物病院に来ることはこの上なく恐くてストレスな事です。ですから、猫の習性を知り猫の身になってストレスを軽減させて病院を少しでも怖がらなくさせる工夫をあれやこれや指南して頂き、とても参考になりました。そして後半の質疑応答ではたくさんの獣医さんが診療上の悩みにアドバイスを求めておられましたが、その内容がどれも思い当たる「あるある」のことばかり、ああ皆さんも同じ様に苦労されているのだなと安心と共にちょっぴり嬉しくもありました。猫愛でいっぱいの獣医さんたちでした。シンシア動物病院も頑張りますね。

 

病院側の猫を扱うポイント

①受付での間、猫を床に置いたりせず高い位置に置く。猫は高い位置から見下ろすことにより周囲の状況を知り安心できるから。

②犬とあまり接近させない。他者の匂いを嫌うそう。

③診察室ではいきなりケージから出さず、飼主さんと静かに会話をしながら少し時間をおき、猫の気持ちを落ち着かせる。

④保定をする際もできるだけ首の皮をもって押さえつけない。タオルなどでつつみ、力ずくで保定しない。

⑤興奮が治まらない場合は鎮静もやむなし。

 

お家での扱い(治療や病院へ来るストレスを軽減するため)

❶病院に連れてくる際のケージなどを普段から室内に放置し、自由に出入りさせて違和感・特別感を与えない。

❷病気になった時投薬をすることを想定して、元気なうちから水や錠剤を与える練習をしておく。

❸どの練習もおやつなどのご褒美は不可欠。

➍それでもパニックになるような子には、精神安定剤やサプリなどを与えることも、猫にストレスを与えないためには必要。

 

などなどでした。少しでも飼主さんのさんの参考になればいいですね。

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シンシア動物病院
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