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一筋縄ではいかない尿路結石の話

今日は、横浜市港南区のシンシア動物病院です。

 

今日は元保護猫さんの歯科処置がありました。

真っ白なきれいな子ですが、まだ4~5才というのに歯石歯槽膿漏抜歯もしたので、残りの歯はわずかです。先天的か後天的かわかりませんが、軟口蓋の所に裂創のような穴が開いていたので驚きました。特に麻酔等に問題はなく、処置は恙なく終えられたのでほっとしたところです。

          

 

 

パグくんでたびたび排尿障害を起こす子がいます。

普通尿路結石リン酸アンモニウムマグネシウムシュウ酸カルシウムが多いのですが、この子にできるのは尿酸アンモニウムで、これはレントゲンには写りにくく、最初は尿道が何で詰まっているのか不思議でしょうがありませんでした。今までも閉塞部を開通したり自然に治ったりと色々でしたが、今回いきなり小石様の微小片が数個出てからは勢いよく尿が出るようになったとの事でした。

尿酸アンモニウムは厄介で通常の尿路疾患用処方食では消えにくく、低蛋白・低プリン食や尿をアルカリ化する薬剤などが必要になるそうです。そして何より心配なのは肝障害特に門脈シャントを持つペットに発生すると言われていることです。この子も軽度の肝機能低下アンモニア値の微上昇が認められるので、一度2次病院に受診されては?と勧めている所です。何とも悩ましい状況です。