愛猫とのお別れの時

今日は、横浜市港南区のシンシア動物病院です。

「少し気持ちが落ち着いたので…」とおっしゃられ、飼い主さまが来院されました。愛猫が心臓病で、ご紹介した循環器病院と当院とを2年もの間ダブルで通院されていましたが、残念ながら先日その子がお亡くなりになってしまったのです。

数カ月ごととはいえ、猫を連れて遠い循環器病院に通うのはさぞ大変だったろうと察します。それでも「Rちゃんと一緒にプチ旅行をしているみたいです。」と何にでも前向きに小さな喜びを見つけるのが上手な、実に素敵な飼主さまでした。Rちゃんの具合が徐々に悪くなり切ない時も、「当院のスタッフとの何気ないお話に救われた」とも言ってくださいました。涙ながらに「愛猫が亡くなった」とご連絡を頂いてから１週間、まだまだつらい時でいらっしゃろうに、ご丁寧にお礼に立ち寄って下さったのです。

院長とRちゃんの思い出話をしているうちのこうちゃんの話になって、こうちゃんを見て「かわいい、かわいい」と言ってくださいました。後からこうちゃんのために差し入れのフードをもってきて下さいました。

この飼い主さまは愛猫を慈しみ、みごとに看護しつくされました。改めてお悔やみを申し上げるとともに、Ｒちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。