可哀そうな猫たち

今日は『さくら猫』さんが来院しました。一見年寄りの様に見えたのですが、歯を見るとせいぜい一才前後!

その若さで既に経産猫(しかも出産したばかり)、しかも右前肢の手掌部と右後肢の1指が切断されて肉芽が露出いたのです。事故か?何かの罠に掛かったのか?まさか動物虐待?本当に満身創痍の状態でした。保護した方が今後管理をするそうで、とりあえず今日は血液検査と避妊手術、応急手当として外傷部位を消毒をして包帯を巻きました。後日落ち着いたら、おそらく前肢の方はもっと上部位で断脚という事になってしまうでしょう(;_;)

今日はもう一つ小外科がありました。

この子は以前より『好酸球性潰瘍症候群』を患っていて、口唇や背中の皮膚に潰瘍を作り定期的に治療していました。ところが、おそらく春先になってノミや湿気やその他が原因となりアレルギーが悪化したのでしょうか、ほとんど自虐的に背中の皮膚を舐めこわし広範囲に皮膚が欠損してしまいました。病変の洗浄・消毒などの治療を繰り返し、皮膚の欠損部位が小さくなってきたところで、今日縫合しました。控えめな大人しい子ですがとっても恐がりさん…大丈夫だから、リラックスしてね。

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シンシア動物病院
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